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元気なうちから見学して希望通りのホーム選び
高齢者ホームと聞いて、皆さんはどんなイメージを抱かれますか。「費用が高い?」「介護が必要になったら入居する?」…。ひと口に高齢者ホームといっても、サービス内容や料金体系などはさまざま。百聞は一見にしかず、自分に合った高齢者ホームを探すなら、積極的な見学がおすすめです。
ホーム探しのスタートに早すぎることはない
家の中のちょっとした段差、毎日の掃除や洗濯、買い物や食事作り…。子育て時代や働き盛りの頃には意識しなかったことが、年齢を重ねてくると、徐々に気になりだしてくるものです。ご家族や気の置けないご友人と「いずれはヘルパーさんなどの手を借りて」「いい高齢者ホームを探すのもいいかも」といった会話をされている方もいらっしゃることでしょう。
実際、多くの方が「必要になったらその時に検討する」と考えていらっしゃるようですが、自分の希望に合った高齢者ホームを探したいなら、早めのスタートがカギ。50代、60代から始めても早すぎることはないのです。
ホームの中身は千差万別
見学が大事な理由は、高齢者ホームごとに、ケアの方針や料金体系などが本当にさまざまだからです。
病院を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。ひと口に病院と呼ばれていても、外科手術にたけた医師のいる救急病院もあれば、地域の身近なクリニックもあります。
高齢者ホームも同様です。高齢者ホームには、表に示したようにいくつも類型(種類のこと)がありますが、ホームごとに方針や内容に独自性があり、類型の違いだけでは中身が分かりにくいというのが実情です。百聞は一見にしかず。類型の違いだけで判断せず、気になるホームがあれば実際に資料請求や見学をして、一軒一軒のサービス内容や料金体系をしっかり見て検討することをおすすめします。
- 元気なうちから検討できる
類型別主な高齢者ホーム -
- 介護付
有料老人ホーム - 住宅型
有料老人ホーム - サービス付き
高齢者向け住宅
- 介護付
早いうちから・どんどん見学して目を肥やす
たとえ介護が必要になったとしても、適切なケアを受けながら憂いなく第二の人生を過ごすための住まいが高齢者ホームです。「いざその時」が来てからあわてて探すのではなく、元気なうちから足を運び「どんな方針で運営されているのか」、「ホームが建っているのはどんなロケーションなのか」、「同居人となる皆さんやスタッフはどんな方々か」、「介護が必要になったらどんなケアを受けられるのか」、「食事や余暇の過ごし方は」、「費用はどのくらい必要か」など、気になる点をじっくり見極めたいものです。
はじめは要領が分からなくても、何軒か見学していくうちに目も肥えて、比較検討する知識も蓄えられていくはずですし、自分が何を優先したいかも見えてくるでしょう。ちなみに、見学したからといって入居を強く勧誘されたりすることはありません。気に入ったホームが見つかったなら、何度も足を運んでどんな小さな疑問点でもすべて解消していきましょう。
元気なうちからあちこちを見学してじっくり検討し、希望に合ったホームを見つけておけば将来への不安を解消できます。あとは悠々と充実した日々を過ごされてはいかがでしょうか。
気になる施設の資料請求から始めてみましょう